第2話『中華街を食い尽くす!』
2006年01月21日放送
■第2話あらすじ
横浜港で来日5年になる中華料理店の主人の他殺死体が見つかる。
司法解剖で胃の中から未消化の豆腐、挽き肉、長ネギ、唐辛子、味噌などが検出されたため、警察は、被害者が麻婆豆腐を食べた直後に殺されたと見て、ライバルの中華料理店を調べ始める。
第1話で出前寿司という視点から脅威の推理力で事件を解決に導いた高野聖也(東山紀之)。「事件の影に食い物あり。これは喰いタン(食いしん坊探偵)の出番!」という山内署長(伊藤四郎)の一言で、緒方桃(京野ことみ)と中華街を回り被害者が食べたマーボー豆腐を探し歩くことになる聖也。ところが被害者の胃の内容物に合致する麻婆豆腐を作る料理店を特定することが出来ない。
そんな中、五十嵐(佐野史郎)に頼み込まれ、被害者の子供、ヤンを預かることになったホームズ・エージェンシー。被害者の子供と中国語で話し始める聖也。高野は第1話ではフランス語。それに引き続き、中国語も堪能らしい。ますます謎の存在になっていく高野。
中華街の店で弁当を買う金田一(須賀健太)少年。金田少年の父親はバリバリの商社マンで、母親はいないらしい。ところが金田一少年、買ったお弁当を捨て、ファーストフード店へ。
それを偶然見かけた聖也は「食べてもらえない料理はかわいそうだよね。」とゴミ箱から金田少年の捨てた弁当をファーストフードにで広げ食べ始める。
「美味しい料理は、大勢で食べると、もっと美味しくなります。」
出水京子(市川実日子)が被害者のマーボー豆腐を再現してみる。
それを食べた聖也は一言「まずい。」とはっきり感想を言う。炒め方についてアドバイスをするヤン少年。
早速作り直すが「一味足りない」と聖也。そこにヤン少年が山椒の小瓶を差し出す。
試食した子供も、その味に満足し亡き父が作った麻婆豆腐と同じ味だと言う。
「同じ作り方をする店で食べて殺された」とたどり着き、聖也たちは、同じ麻婆豆腐の味の中華料理店を探し始める。
そんな折、被害者の店に空き巣が入る。
報告を受けた桃は被害者の家族の安否を確認すると、被害者の子供、ヤン少年ををホームズエージェンシーに預けたと知った桃は激怒。
「犯人は被害者が中国から運んできた何かを受け取る予定だった。しかし犯人は持ってなくて殺された。犯人はそれを捜すために空き巣に入ったんだ。もし、犯人が狙っているものは奥さんか子供が持っていたとしたら」
それを聞き慌てる五十嵐。殺人現場に訪ねてきた、身内と名乗る中国人に病院の名前とホームズエージェンシーの事務所の場所を教えてしまったのだ。
探偵事務所から出てきた金田一少年が被害者の息子と間違われ、さらに金田少年を助けようとした野田涼介(森田剛)を犯人達は拉致してしまった。
金田一少年が別人とわかり、犯人は本物のヤン少年を連れてくるように命令し、金田少年を解放する。
「金田一、じっちゃんの名にかけて、帰って来いよ!おまえ走れメロス、小学校で習ったろ?メロスは友情の為に走るんだぞ!」涼介は金田少年に懇願するが・・・