■喰いタンの原作
喰いタンの原作は同名の漫画。講談社の「イブニング」に今なお連載中。原作者は寺沢大介さん。寺沢大介さんは「ミスター味っ子」でブレイクし、さらに「将太の寿司」で人気を不動のものにした。
喰いタンのドラマとはキャラ設定や物語、人間関係など全てが異なっている。ドラマとの共通点は「喰いしん坊探偵、略して『喰いタン』の高野聖也が、食に関する豊富な知識と鋭敏な味覚を駆使して事件を解決していく」という点や、コメディータッチで描かれていて、事件解決のための焦点となるトリックも食品にまつわることが多いことなど。
しかし原作とテレビドラマとでは完全に別の作品と言っていいでしょう(作者の寺沢大介さん本人も「自分の作品じゃないような気がする」「マンガとドラマでは見せ方も違うし、違う作品だと思っている」と原作漫画内で語っている)。
住宅街にある『高野探偵事務所』の主、高野聖也は誰もが認める大食漢。高野は大学時代の後輩、緒方警部(男性です)から依頼をうけ、様々な事件にその推理力を奮う名探偵。
しかし高野は大食漢のために事件現場の証拠品である食品類を食べてしまう悪癖があった。そのことに頭を痛める緒方であったが、高野にとってそれは様々な事件を解決に導いていくための行動である。
出水京子は『探偵』高野聖也の助手であるが、高野聖也の秘書でもある。実は高野の本業は一流の売れっ子小説家なのだ。これは緒方は知らないことだった。探偵と小説家という二つの顔をもつ高野の秘書であり助手であるのが出水京子である。というよりは、「世話役」といったほうが適切か。
出水京子や緒方の白い視線も意に介さず、『喰いタン』高野聖也は常に何かを喰い尽くし、そして事件を解決する。

寺沢 大介
講談社刊
発売日 2002年11月22日

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発売日 2003年5月23日

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