◆山内 崇(兼オーナー) 役
伊東四朗さん演じる山内崇は、緒方桃警部(京野ことみ)、五十嵐警部補(佐野史郎)の所属する神奈川県警、横浜みなと警察署の署長。
おおらかで、一見すると「適当な人」という印象も受けるが、時に厳しい面も見せる、メリハリの利いたキャラクター。伊藤四朗さんのイメージそのまま、といった役柄だ。
喰いタンの主人公、高野聖也(東山紀之)に”「喰いしん坊探偵」略して「喰いタン」”というあだ名を付けたのは、この山内崇署長である。
喰いしん坊探偵、聖也の素性を知ってか知らずか、ドラマが始まってかなり早い段階で、聖也に全幅の信頼を寄せていた様子。食べ物が絡んだ事件になると、「これは喰いタンの出番かな?!」などと、署長自らが言い出していた。
伊東四朗さんは、喰いタンの中で、もう一役を演じている。それは探偵事務所ホームズエージェンシーのオーナーである。声のみの出演で、謎の多い「放蕩オーナー」という感じだが、声でバレバレである。実は山内署長とは兄弟という設定のようです(山内署長が兄)。
と言うことはやはり、聖也の素性を知っていたのかも・・・?
■伊東四朗 プロフィール
・伊東 四朗(いとう しろう)1937年6月15日生まれ
・本名:伊東輝夫(いとう てるお)
・東京都新宿区出身の喜劇役者(自称)
・息子の伊東孝明さんも役者
・日本テレビ「笑点」で、山田隆夫さんよりずっと以前に座布団運びをしていた経歴がある
・1983年のNHK連続テレビ小説『おしん』の父親役に大抜擢。ドラマの大ヒットとともに、実力派俳優としての知名度が急上昇する
・その後、コメディーに時代劇にと幅広いセンスを見せ、伊東家の食卓では、70歳を超えているとは思えない「リズム感」なども見せている。
・レギュラーは「伊東家の食卓」「脳内エステIQサプリ」など
・有名なエピソードで、テレビ朝日の「人気者で行こう!」の芸能人格付けで、問題の答えに自信があったのか「間違えたら引っ越す。」と発言。しかし問題は不正解で、その後本当に引っ越したらしい。
伊東四朗さんはまさに「名優」の一人。そんな俳優が喰いタンの脇役を飾っているのだから、面白くないはずは無い?