第8話『お好み焼きを食い荒らす!?』
2006年03月04日放送
■第8話あらすじ
麻薬が関係していると見られる殺人事件が発生。
現場の状況、被害者の衣服に付着した遺留物などから、事件に小麦粉が関係していることが分かる。自慢の舌で、その小麦粉がお好み焼きの粉だと見抜いた聖也(東山紀之)は、現場付近のお好み焼き屋をハシゴ。そして、一軒の店に犯人がいると気付く。
やがて、聖也、涼介(森田剛)、京子(市川実日子)の3人は、何者かの罠にはまり倉庫に閉じ込められるが、そこには残り時間10分の時限爆弾が…。時限装置の解除に失敗した3人は、絶体絶命の大ピンチに!
【あらすじ】
探偵事務所ホームズエージェンシーの近所で麻薬がらみの殺人事件が起こった。被害者は「ゆたか」というダイインググメッセージを残していた。
食いしん坊探偵、”喰いタン”高野聖也は被害者の衣服に白い粉がついているのを見つけ、自慢の舌でそれが麻薬ではなく「小麦粉」であることを見抜いてしまった。
そしてその小麦粉が、ダイイングメッセージの「ゆたか」から「ハリユタカ」というお好み焼きでよく使われる品種の小麦粉であることも看破した喰いタン。早速独自の調査として、「お好み焼屋廻り」をはじめる。
そして早々と犯人の店まで突き止め、犯人も特定する名探偵ぶりを披露した。もちろんしっかり広島風お好み焼は平らげる。
ところがあっけなく事件は片付いてしまう。被害者の妻が殺害を認め逮捕されたのだ。捜査中の五十嵐(佐野史郎)も被害者の奥さんが犯人で間違いなさそうと言う。
被害者宅で、高野達は麻薬取締官として捜査に加わる結城(佐々木蔵之介)と出会った。実は被害者は麻薬常習者だったのだ。殺人の動機は夫婦喧嘩からだったらしい。
ところが真犯人を突き止めている聖也は首をかしげる。なぜなら小麦粉のハリユタカが被害者(容疑者)宅に見当たらないのだ。名探偵「喰いタン」は奥さんが犯人ではないと推理していた。
そんな名探偵の推理も煙に巻かれる。聖也が犯人と推理していた「ハルユタカ」を使うお好み焼き屋の店員、手塚が自殺してしまったのだ。手塚は麻薬密売人だった。そしてコンノ(最初の被害者)を殺した、と書かれた遺書が残されていた。
緒方桃(京野ことみ)が探偵事務所ホームズエージェンシーに事件について説明にやって来た。探偵事務所では広島風お好み焼を焼いているところだった。広島県出身の桃(※京野ことみも広島出身)は作り方がなってないと言って「ぶちうま」いお好み焼を作って見せる。
コンノの殺人、コンノの妻の逮捕、そして麻薬密売人の自殺・・・。警察の捜査を煙に巻くように事件が次々と解決していく。桃たちは、内通者が情報をリークしているのではと感じ始めていた。
出水京子(市川実日子)は、麻薬取締官、結城に食事に誘われる。それを面白がらない涼介は二人の後を付ける。ところが涼介はあっけなく結城に気付かれてしまう。
「自分の興味は一切の麻薬をこの世から無くすことしかない」と言って涼介を安心させる。結城は、お好み焼屋の店員、手塚の自殺などの情報が聖也に漏れているかもしれない、麻薬取締りのために警察に協力してくれないかと涼介らに頼むのだった。
そんなはずはない、と思っている涼介と京子。ところが探偵事務所に帰ると聖也が怪しげな電話をしているのを聞いてしまう。
「現物は?・・・純度は?・・・混じりけはない?・・・」
それを聞いた涼介は麻薬取引の電話だったのではないかと疑ってしまう。
そんな折、結城からメールが入る。「高野が麻薬組織と繋がっている証拠をつかんだ。」京子と涼介は聖也の真実を確かめるためにも、聖也を麻薬の取引場所だという倉庫まで連れて行く。ところが犯人の罠で三人とも閉じ込められてしまうのだった・・・。
ちなみにこの8話で、喰いタン高野聖也のマイ箸が「カストル」と「ボルックス」という名前であると判明する。(カストル、ボルックスは双子座の二人の名前)