第5話『バレンタインチョコを食いまくる!?』
2006年02月11日放送
■第5話あらすじ
バレンタインデーが近い横浜市内で、連続女性パティシエ殺人事件が発生。
現場にやって来た”食いタン”高野聖也(東山紀之)は、残されたケーキに事件解決の手掛かりがあるとにらむ。このケーキの背の部分には、“4”が裏返しになったような字と何本もの横線が組み合わさった模様があるのだ。
2人の被害者が同じ製菓専門学校の卒業生だと知った緒方桃(京野ことみ)は、残されたケーキを作ったパティシエが次の殺人のターゲットになると推理し、警戒を強める。
そんな中、出水京子(市川実日子)が手作りチョコを作っているのを見ていた聖也は、現場にあったケーキの秘密に気付いて...。
【あらすじ】
ホームズエージェンシーに小学生、木下黎(小池 里奈)が依頼にやってきた。金田一少年(須賀健太)は「バレンタインなんて所詮イベント。」などと言いながらも、実は同級生の木下黎(小池 里奈)に片思いしていた。彼女の依頼は、「好きな男の子に彼女がいるかどうか調べてほしい」というものだった。
その頃、横浜市内で、連続女性パティシエ殺人事件が発生。事件現場に訪れる”食いタン”高野聖也。スイーツをつまみ食いしようとしたところ『つまみ食い阻止隊』につまみ食いを阻止され不機嫌になる聖也。
現場に来た警察官、緒方桃(京野ことみ)に呼びかける聖也。しかし「桃と呼ぶな!次に呼んだらぶっ飛ばす!」と返される。すかさず「イガラシーっていうのも・・・」と控えめに桃に注意を促す五十嵐(佐野史郎)。桃と五十嵐が見つめる中、現場に残されたケーキをMy箸で食す聖也。
連続殺人犯は次の殺人を予告していた。連続殺人事件の被害者二人の同期は20人いた。そのうちパティシエは半分の10人。次のターゲットがその中に必ずいると桃と五十嵐は捜査を続ける。
木下黎の「好きな男の子」、藤原君を尾行する野田涼介(森田剛)と金田少年。二人の尾行は藤原にばれ、警察に連絡され、涼介と金田少年は警察に取り囲まれてしまう。
結局署で事情を話すと藤原は「ママが男女交際は早いって言うんだもん!」。
黎は調査失敗のお詫びに、手作りチョコレートの作り方を教えてほしいと出水京子に頼む。
どうも藤原は本命じゃないらしい・・・。「もしかしたら金田一なんじゃないの?」との涼介の言に張り切りだす金田少年。
金田少年は涼介に京子が花屋のイケメン店員と最近よく話をしているとの情報を教えると、二人はチョコを買出しに行く京子と黎を尾行。そこで京子と黎は聖也と五十嵐と偶然にあう。「パパ・・・」実は木下黎は五十嵐の娘だったのだ。黎に五十嵐は何も答えずその場を立ち去る。
両親が3年前に離婚したこと。離婚の時の条件で、父親とは2ヶ月に1度、会うようになっているが去年の12月にすっぽかされて以来、もう会わないと言われたと告白し、泣き出す黎。
五十嵐を招待し、お茶を振舞う聖也たち。「あの中学生の調査を頼んだのは黎だったのか。ああいうのがタイプなのか!?」と親心を見せる五十嵐。一時の気の迷いだったと京子が伝えるも。「心配なんかしてない!もう私の子供じゃない!再婚するんだ!」と衝撃の発言。一同、「まさか桃と・・・」と二人の新婚家庭を妄想する。
パティシエ予告連続殺人の当日、被害者候補は絞れているものの捜査は難航していた。一つのケーキが出来上がっていた。「ケーキを作った人が次の犠牲者」という予告があったが誰もそのケーキを作ったパティシエがいない。
学校の帰り道に木下黎と金田少年に声をかける聖也。どうやら再婚するのは、黎の母親の方らしい。「五十嵐さんは黎ちゃんに新しいパパと、早く家族になって欲しいんじゃないですかね。黎ちゃんの気持ちをちゃんと伝えた方がいいんじゃないですか?」
黎はそんな聖也の言葉に、父の勤める警察署へ。五十嵐は不在だった。「今日夕方、パパと会いたいんですけど、忙しいですか?」と桃につたえるもわからない、との返事。「これ、パパに渡して下さい。」と桃にメモを預ける。
チョコレートケーキを25個食べても、あの時食べたもちもち感のあるケーキが見つからない聖也。そこへ黎がやってきて、チョコ作りを改めて京子に教わる黎。自分の物かも、と淡い期待を寄せる金田少年も張り切って手伝う。
そんな甘い匂いに、パソコンに突っ伏して眠っていた涼介が起きてくる。涼介のおでこにはキーボードのあとがくっきり付いていた。それを見た聖也は、最初の事件現場にあったケーキに付いていた数字の秘密に気付いた・・・