第4話『毒入り鍋を食い倒す!?』
2006年02月04日放送
■第4話あらすじ
”喰いタン”高野聖也(東山紀之)らが、初老の婦人、山田房枝(草村礼子)から、いわゆるヤミ金から金を借り返済できずに逃げ回っている孫の幸平の捜索を依頼された。
山田房枝の話によると、孫・幸平は何者かを殺そうとしているらしい。事務所に泊り込んだ房枝は、自慢の手料理で聖也らを応援しながら捜索を見守る。
そんな中、出水京子(市川実日子)は、ヤミ金界のドン・松本静夫(浜田晃)が房枝の初恋の相手だと思い込み、再会のお膳立てをする。これを知り笑顔で料理の準備を始める房枝。しかし、見つかった幸平の話から、房枝が幸平を苦しめている松本の毒殺を狙っていることが明らかに・・・。
ついに探偵としてのまともな依頼がやってきた(?)ホームズエージェンシー。探偵社への依頼は「人探し」。山田房枝(草村礼子)の孫、幸平を探して欲しいとの依頼だった。
探偵事務所に泊り込む房枝は自慢の鍋料理を振るまう。そして美味しい鍋を食べる為にと、大根をおろすのを手伝う聖也と金田一少年(須賀健太)。
京子や野田涼介(森田剛)を含めて5人で鍋を囲む。「お鍋は大勢で食べるのが美味しい」と京子。「一君、お箸はね、こうやって持つのよ。」孫に教えるように優しくも厳しく、箸の持ち方を金田少年に教える房枝だった。実にほのぼのとしたシーンです。食というものに非常なこだわりを見せる房枝。
聖也は涼介と共に車で幸平の実家を訪ねて行く。聖也たちを取立て屋と間違えた幸平の父親は「幸平とは縁を切った!」と怒りながら言う。
息子は、房枝が老人ホームに入るお金を持って姿を消した、と聖也たちに言う。
次に聖也達は『美人谷温泉郷』に向かう。そこで聖也たちは仲居から、地元に伝わる伝説を聞きだす。その伝説は「毒殺された武将と、その武将を助けようとした姫」というもの。
そして聖也は仲居に、山菜を摘むなら毒があるものに気をつけるよう言われるが、「毒か・・・どんな味がするのだろう?」と流石は”喰いタン”の発言。
早速山菜を摘みにいく聖也達。「こんな寒いのに、ちゃんと根を土に伸ばして懸命に生きている。その命を頂いて、人は生きているんですよ。」と金田少年に語る聖也
山内署長(伊藤四郎)の差し入れ、ふぐ鍋を食べる一同。「嫌いなものは?」と山内署長に聞かれ、聖也は「食べられないもの」と答える。
署長はふぐの卵巣を出すが、「毒が入っているのでは!?」と慌てる涼介。それは、石川県の名産、ふぐのぬか漬け。猛毒のふぐの卵巣を塩漬けにしたものを、ぬかで3年漬けると毒素が消える、と署長が説明する。「うまい!」聖也は絶賛する。そして房枝は「毒・・・」と呟く・・・。
ヤミ金界のドン、松本静夫(浜田晃)が房枝の初恋の人だと思いこんだ京子。房枝の為にと近所の主婦に聞き込み、松本が犬好きと情報を得る。そして京子は犬の散歩のバイトを引き受け、早速犬とお散歩に行く。わざと松本の前を横切り、犬で気を引こうとする京子。
案の定松本が話しかけてくる。「可愛い犬ですね。名前は?」
すると京子は「名前は・・・聖也です。」と返す。さらに「うちの子は、涼介って言うんです。」「聖也、お代わりが大好きなんです」と話は意外な展開に・・・。
そして松本を食事に呼び出すことに成功した京子。房枝はそれを聞き、にんじんのようなものを摘んでくる・・・